和食との共通項も多く取り入れやすい
認知症になるリスクを少しでも減らしたいなら、今日から地中海食を実践してみてはどうだろうか。2013年に同じくユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」との共通点が少なくないから、日本人にとって取り入れやすいかもしれない。
地中海食で「毎日食べたい」豆類は、日本人にとって豆腐や納豆などでおなじみの食材。正月の黒豆のほか、金時豆なども昔から食べられている。穀類やジャガイモは言うに及ばず、旬の野菜やくだもの、海藻類をよく食べるのも伝統的な日本の食事だ。
肉を控え、タンパク質は鶏肉や魚、卵、大豆製品で摂るように心がける。チーズやヨーグルトなどの発酵食品は、漬け物や味噌、しょう油からでも摂ることができる。さらに普段使いの油をオリーブオイルに、晩酌をビールや焼酎から赤ワインに替えると、ぐっと「地中海食」っぽくなるだろう。
(文=編集部)