薬とどうつき合う? 作用と副作用は表裏一体
今回の発表は、薬の副作用について改めて考えさせられるものでもある。どのような薬も副作用が伴う。作用と副作用は裏表であるし、症状の現れ方は人それぞれであるから、必要以上に怯えることはない。うまく薬とつき合っていくことが大切だ。
まずは、副作用の可能性を頭に入れておくこと。処方薬にしても店頭販売薬にしても、添付文書をよく読めば、ロキソニンに限らず多くの薬が、かなり重篤な症状も想定されていることがわかる。こうした情報を頭に入れておき、服用後に少しでも「おかしいな」と感じることがあれば、すぐに医師や薬剤師に相談しよう。
そして当然ながら、服薬の指示は守ること。特に店頭販売薬の場合には、安易な使用を避け、必要最低限の服用に留めれば、それだけリスクを減らすことができる。当サイトでも呼びかけてきた。「過去5年間に副作用で24名が死亡! 安易に「市販薬」を服用してはいけない」
「薬が命取り」となることがないよう、消費者側の自衛も求められている。
(文=編集部)