エイミー・ワインハウスの愛と破滅の27年を辿ったドキュメンタリー『AMY エイミー』
2011年7月23日、急性アルコール中毒のため、27歳の若さで夭折した不出世の天才シンガー、エイミー・ワインハウス。『AMY エイミー』は、余りにも早すぎたエイミーの青春をプライベート映像やインタビューに未発表曲を散りばめながら淡々と綴った長編ドキュメンタリー作だ。
20歳のデビューアルバム『フランク/Frank』にからみついた振られた女の心模様。ビリー・ホリデーのようなソウルフルなハスキーヴォイス。エラ・フィッツジェラルドのような妖艶なトーン。トニー・ベネットとの切ない共演シーン。2008年、グラミー賞で最優秀新人賞や最優秀楽曲賞など5部門を受賞。残された2枚のスタジオアルバム。恋とドラッグと酒に溺れる破滅的な日々……。何がエイミーを死に追いやったのか?
「スターになんてなろうとは思わなかった。ただ歌いたいだけ」エイミー・ワインハウス
ブライアン・ジョーンズ、ジム・モリソン、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクス、カート・コバーン……。27歳で死んだミュージシャンが多い。エイミーも「クラブ27」のドアを叩いた。7月16日より全国で公開予定だ。
(文=編集部)