男性よりも女性、夏場よりも冬場のほうが「クサい」!
とはいえ、球場内の売り子といえば春から秋までの季節労働だし、足元もスニーカーが一般的だろう。むしろ問題にしたいのは、春一番以降のこの時期もまだ諦めきれずに履いている女性陣を見かけるブーツ内の、あの拭い難い悪臭のほうである。
直ヌリ制汗デオドラント『デオナチュレ』がヒット中のシービック社が2014年に行なった調査『自分の足がクサいと感じたことはある?』の結果、オジさん層よりもむしろ20〜30代女性の9割が「(じぶんを)クサい」と意識している事実が判明したという。
また、朝と夕方の足のニオイ菌を男女別で比較したところ、夕方の男性陣(革靴&靴下)が4倍であるのに対し、女性陣(ブーツ&ストッキング)は約23倍にも菌が増殖!! つまり女性のほうが5.8倍も臭かったというからブーツ&ストッキングのペアは恐るべし……。
昨年10月には追い打ちをかけるような意外性が、多くの靴屋さんが所属する足育研究会(代表・高山かおる皮膚科医)と同社が共同で行なった調査結果でも明らかにされた。
靴屋さんのスタッフ勢を対象に質問したところ、「夏よりも冬の暖房で暖められた足のほうが臭いと感じる」という回答が約7割だったのだ。どんな仕事よりも客の足元と身近に接する方々が夏場よりも冬場の劣悪臭を指摘したのだから要注意だ。
折しも今冬はロングブーツが人気となり、より密閉性の高いニーハイ系が何年かぶりで復活の様相を見せた。が、足元の可愛さ優先で厳選したお洒落ブーツも(履いている当人も)、蔭で鼻つまみ者扱いされていたら美人も台無しだ。さて、防臭対策は万全だろうか?
(文=編集部)