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二度寝で失敗しない! ホルモンの分泌量が心地よさの秘密だった

 体調を崩してしまうような二度寝の“失敗”は、避けたいものだ。では、どうすればいいのか。それには、コルチゾールの分泌を正常にする必要がある。分泌リズムが乱れている人は、一日中、同じ量が分泌されていたり、常に正常値より低かったりすることがある。

 高値の場合は、コルチゾールが過剰に分泌される「クッシング症候群」や、過度なストレス、うつ状態、うつ病などの可能性がある。一方、低値は、副腎皮質ホルモンの分泌が低下してしまう「アジソン病」なども考えられ、副腎皮質ホルモン薬を長期間服用していても低くなることがある。

 コルチゾールを分泌する源は「副腎」。この機能を回復させることが大切だ。副腎の大きさはクルミと同じくらいだが、ヒトにとって重要な働きをもつ。非常に繊細で、些細なことでも予想以上のストレスの負担を受け、それが継続すると徐々に症状が慢性化する。

 そのため、まずは過度なストレスにさらされた生活、もしくは習慣をあらためることだ。たとえば、睡眠不足や運動不足などによる肉体的、精神的な疲労を防ぐこと。喫煙やカフェインの頻繁な摂取も、コルチゾールの過剰分泌を招くため、控えたほうがいい。ビタミンB群やビタミンCなどは、副腎皮質ホルモンの生成に役立つので積極的に食事で摂取する、などが挙げられる。

 二度寝が心地よく感じられるかどうかは、いわば慢性疲労のバロメーター。もし、疲労が抜けずに目覚めが悪いと感じるならば、副腎の機能回復を心がけてみてはいかがだろうか。
(文=編集部)

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