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抜け毛と食事の密接な関係 太く健康な髪の毛に必要なのはこの8食品だ!

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抜け毛が気になりだしたら食べ物対策shutterstock.com

「最近シャンプーやブラッシング後の抜け毛が多くなった」「枕にたくさんの毛が付くようになった」と、愕然としたことはないだろうか。

 男女を問わず抜け毛に悩む人は多い。その原因としては、遺伝的要因やストレス、病気、間違ったヘアケアなどが考えられる。

 こうした抜け毛を防ぎ、太く丈夫な髪の毛を手に入れるためには、食生活の改善が効果的だ。以下に紹介する8つの食品は、毛髪だけでなく健康全般にも良い影響をもたらすものである。

見た目年齢も若くなる? 丈夫な髪の毛を作るのに最適な食品とは

1.アボカド
 森のバターともいわれ、栄養価が極めて高い。また、アボカドに含まれる銅は、ホルモンバランスを整えて髪の毛を丈夫にし、髪の脂質を補う頭皮の働きを助ける。
 NY市のマウント・サイナイ・アイカーン医科大学准教授で皮膚科医のEllen Marmur氏は、「銅は毛包を支える皮膚のコラーゲンやエラスチンを生成します」と説明する。なお銅は、貝、緑黄色の葉野菜、牛肉、豆類、ナッツ類などにも豊富に含まれている。

2.パンプキンシード
 酵素活性に必要な"補因子"である亜鉛に富み、サラダや付け合せ料理のアクセント、またおやつやおつまみにもなる用途の広い食品だ。亜鉛は細胞のターンオーバーや、毛髪の主成分であるたんぱく質ケラチンの生成を促す細胞の分裂と増殖に役立つ。また、髪の変色やフケも防ぐ。
その他亜鉛を含む食品は、ゴマ、牛肉、ラム肉、カキ、レンズ豆やヒヨコ豆など。

3.枝豆
 枝豆は大豆を未成熟のうちに収穫したもの。畑の肉と呼ばれる大豆と同様たんぱく質が豊富だ。登録栄養士のKaren Ansel氏は、「ケラチンを効率的に生成するには、食事で十分なたんぱく質を摂ることが必要です」と話す。

 たんぱく質は脂肪分の少ない鶏肉や魚に多く含まれるが、ベジタリアンやビーガンならば、完全たんぱく質である枝豆や大豆のような植物性食品から摂取したい。これらは最高の健康状態(オプティマルヘルス)を得るために必要な、必須アミノ酸をバランス良く含んでいる。

4.全粒シリアル
 全粒粉の鉄分強化シリアルは、牛肉や鶏モモ肉と同様鉄分の宝庫だ。鉄分には毛包に酸素を送る働きがあるため、不足すると髪の毛が細くなる。レンズ豆やカシューナッツなどの植物性食品も鉄分に富んでいるが、これらの食品は鉄分の吸収効率を上げるためにトマト、イチゴ、キウイフルーツなどビタミンCを多く含む食品と一緒に食べる必要がある。

5.チアシード
 スーパーフードとして注目を集める中南米原産の果実の種で、オメガ3脂肪酸の含有率が高い。低脂肪の食事は頭皮を乾燥させ炎症を起こし、抜け毛の原因となる可能性があるため、丈夫な毛髪を手に入れるにはオメガ3脂肪酸のような良質な脂質が欠かせない。スムージーやオートミールなどに混ぜるなど、食べ方も簡単。なお、クルミやサーモンからも良質な脂質を摂取できる。

6.ハマグリ・アサリ
 日本でも馴染み深い2枚貝。ビタミンB12が豊富で、ケラチンの合成に役立つ。ビタミンB12はハマグリ・アサリの他、カニ、イワシ、牛乳、ヨーグルトなど動物性食品にのみ含まれるため、ベジタリアンやビーガンはサプリメントから摂取する必要がある。

7.アーモンド
 天然のサプリメントとも呼ばれる栄養価の高い食品。ビタミンB群に分類されるビオチンの供給源でもある。育毛を促し頭皮を健康に保つ働きがあるため、多くのヘア製品に使われている。ビオチンはその他のナッツ類、卵、ビタミンBを強化したパンやシリアルからも摂取可能。

8.ピーマン
 ビタミンCを多く含み、育毛効果が高い。体に害のあるフリーラジカルから皮膚を守る働きもある。赤や黄、緑のピーマンをサラダやシチュー、スープなどに入れたり付け合わせにしたりすると、料理に彩りも添えてくれるだろう。

 髪は健康のバロメーターといわれるが、毛髪の状態は体内の健康を知ることができるだけでなく、見た目年齢も左右する。上記の食品から髪の毛に良い栄養素を摂取し、体の内外の状態を整え、若々しく元気な生活を送りたいものである。
<参考 FOX NEWS>(文=編集部)

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