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「睡眠の最適化」で"1日2時間睡眠"が可能に!? 多忙な人は必見、夢の快眠マスクが登場

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問い合わせが殺到したため、異例の日本語サイトがオープン(neuroon.comより)

 英・メディア『Distractify』によれば、人の一生では平均で約25年を睡眠に費やすという(ちなみにトイレで過ごすのは92日間)。睡眠にとられる時間を少しでも減らして、ほかのやりたいことにまわせる時間が生まれたら......。

 この願いを叶えてくれるかもしれないアイマスク「neuro:on」が登場した。1日わずか2時間の睡眠で健康的な生活を送る"ショートスリーパー"になれるかもしれないと注目されている。

 NeruoOnは一見大きめのアイマスクだが、体温や寝返り、心拍数、血液の循環などのバイタル情報、さらに脳波(EEG)、筋肉の緊張(EMG)、眼球運動(EOG)といった情報をモニタリング。睡眠メカニズムと使用者のリズムに添って自然な眠りを誘導し、睡眠後はレム睡眠中に少しずつ刺激を与え、数時間で爽快な目覚めを迎えさせてくれるという。

不要な睡眠をカットして「睡眠を最適化」!?

 ヒトは睡眠時、ノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)を交互に繰り返している。neuro:onは「これ以上眠っても効果が得られない」とセンサーが感知したところで、内蔵のLEDによる光と振動で徐々に目覚めやすいレム睡眠に誘導していく。

 いわば「睡眠時間を最適化」するのだ。目覚めた後には、その記録データをスマートフォンで確認することもできる*。

 照明が発明される前、ヒトは本来、1日を数回に分けて眠る「多相睡眠」だった。neuro:onは、この「多相睡眠」を可能にする世界初の技術で、少しの睡眠でも疲労感はないという。

 さらに注目の機能は"時差ボケ解消"。海外旅行などの移動中にneuro:onを装着して眠り、睡眠に重要な「メラトニン」の分泌サイクルを現地の時間に合わせる、というものだ。

 neuro:onは現在、医療機関と連携して改良を加え、睡眠時間の短縮にとどまらず、睡眠の質の向上などの機能進化を続けている。

試作品注文が殺到、異例の日本語サイトも

 neuro:onは、新製品や夢のあるプロジェクトに対して個人の資金援助を募るサイト「kickStarter」から生まれた。同サイトは、世界中のベンチャーの登竜門となっており、さまざまなジャンルの革新的な製品やプロジェクトをサポートしている。

 数多くある画期的な製品のなかでも、特に注目を浴びたのがneuro:onだ。たちまち43万ドル(約5000万円)を超える出資を集めて注目された。

 同サイトでは発表直後から注文が殺到。「出資の見返りとして試作品を提供する」数量限定のため、たちまち売り切れ続出。2次、3次の募集もオーバーし、当初の注文価格は125ドルだったのが、現在は299ドルまでアップしている。

 また、日本からの問い合わせが多いため、異例の日本語サイト**を開設。スタートアップ段階ゆえ、その効果のほどはまだ不明だが、興味があってどうしても手に入れたい人は早めにチェックしたほうがいいかもしれない。

 これだけ注目されても「寝床でゴロゴロしているのが最高の幸せ」と思う人には、魅力的ではないかもしれないが。
(文=編集部)

*「Neuro:on youtube」 https://www.youtube.com/watch?v=Xh6ACfGBYzM
**https://neuroon.com/ja/

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