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11月8日、ヒラリーVSトランプの最終決戦! 「健康リスク」に「執務リスク」とどちらが勝っても……

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どちらが勝っても不安材料は山積?360b / Shutterstock.com

 11月8日(火曜日)の米大統領選挙(スーパー・チューズデー)が刻々と迫る――。グローバリズム&中道路線のクリントン氏か、女性の天敵&暴言異端児のトランプ氏か? どっちに転んでも、健康リスクも執務リスクも避けようがない。超弩級のリスク爆弾を抱えたままの大統領選挙。その行方は……?

志半ばで力つきた日本の男児(ますらお)たち

 一国を統治する国王、巨大な権限を掌握する大統領、国政を差配する内閣総理大臣。古今東西、超人的なリーダーシップと権謀術数が国家の未来も、世界の趨勢も決定してきた。だが、カリスマ性と人たらしの才覚に恵まれ、国政の荒波を乗り切るものの、志半ばで力つきた日本の男児(ますらお)たちがいる。

 たとえば、在任中に病魔に冒されて辞任したり、急死したりして、内閣総理大臣の座を下りた石橋湛山、池田勇人、大平正芳、小渕恵三だ。

 石橋湛山は、ジャーナリストから第1次吉田茂内閣の蔵相、自民党総裁、第55代内閣総理大臣に登り詰めた。短命65日の天下だったが、岸信介の日米安保政権への橋渡し役を健気に果たした。1973年4月、肺炎で死去。享年88。

 池田勇人は、大蔵官僚から各省大臣を次々と重任。自民党総裁、内閣総理大臣の重責を担いつつ、高度経済成長を牽引した。「貧乏人は麦を食え」「私は嘘は申しません」の放言も。1965年8月、喉頭がんで死亡。享年65。

 大平正芳は、衆議院議員11期、田中角栄内閣の外務大臣、内閣官房長官、通産大臣、大蔵大臣の要職を皮切りに、内閣総理大臣を2期歴任した政界のサラブレッド。角栄の女房役に徹しながら、「大角連合」の一角を担った大立て者だった。1980年6月、在任時の総選挙遊説中に昏倒、心筋梗塞で急死。享年70。

 小渕恵三は、衆議院議員12期、沖縄開発庁長官、内閣官房長官、自民党幹事長に着任。「新しい元号は平成であります」とTV宣言し、第84代内閣総理大臣も粛々とこなした。2000年5月、脳梗塞で逝去。享年62。

 男児(ますらお)たちの末路は続く。ロッキードスキャンダルで失脚、病死した田中角栄、リクルート事件の引責総辞職後に膵臓がんで急死した竹下登、党利党略に惑わされて自殺に追い込まれた中川一郎、リクルートスキャンダルに足をすくわれたまま病没した安倍晋太郎……etc.

 「急ぎは失敗の母である」――。古代ギリシャの歴史家ヘロドトスの警告に耳を貸すまでもなく、判を押したような凋落劇ばかりだ。

 政治家が「政治屋」に堕落しない唯一の道がある。それは邪悪なプライドでも決して捨てない愚直なまでの開き直りと、僅かな票田も絶対に手放さない妄執だ。ところが、急病とスキャンダルこそが、政治家の真のアキレス腱なのだ。

CNNの緊急世論調査による支持率は、クリントンが52%、トランプが39%……

 今、世界を震撼させる爆弾が投下されようとしている。クリントン氏とトランプ氏の健康問題と政治生命を揺るがすリスク爆弾だ。クリントン氏もトランプ氏も、先人たちの轍を踏むのか? 政治生命の末路はどこに向うのか?

 10月19日、民主党候補クリントン氏と共和党候補トランプ氏の第3回テレビ討論会がネバダ州ラスベガスで開かれ、移民・経済・外交の諸問題や大統領の資質などをテーマに白熱。互いのスキャンダルを直撃する激しい非難舌戦が蒸し返された。

 討論会直後のCNNの緊急世論調査による支持率は、クリントン氏が52%、トランプ氏が39%。好感度の世論調査サイト『リアル・クリア・ポリティクス』の支持率は、クリントン氏が48.1%、トランプ氏が41.9%。

 トランプ氏の起死回生の巻き返しも及ばず、クリントン氏の勝利が視野に入ったかのように見える。しかし、クリントン氏の行く手に健康リスクの暗雲が立ち込めている……。

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