「食べられない」線引きは人それぞれ(shutterstock.com)
平安の昔から日本人に食べられてきたおにぎり。戦国時代には兵糧として、江戸時代の旅人の携行食として、そして昭和に入り、フィルムに包まれて販売されるようになった。
まさに日本人のファストフードであり、日本の食文化を語る上で外せないソウルフードである。
ひと昔前までは、よその家で出されたおにぎりでも、躊躇せずにおいしくいただいく光景が珍しくなかった。ところが近年、「他人が握ったおにぎりは食べられない」という人が増えている(もちろん素手で握るという前提で)。
芸能人がテレビ番組やツイッターで告白したところ、一気に同意を示す人が表われたという。
母親が握ったおにぎり以外はNG
ネット上にもこの件について多くのコメントが登場している。おにぎり全部がダメというわけではない。
自分もしくは母親が握ったものならOK、ダンナはいいけど義母が握ったものはダメ、自分が握ったのもイヤ、コンビニのしか食べられない、ラップで包んで作ったのもムリ……。
「食べられない」おにぎりの線引きは人それぞれのようだ。
Jタウン研究所が「他人が握ったおにぎりが食べられるかどうか」について全国調査を行なった結果、「食べられない」人がおよそ半数近くの47.8%もいたという。
食べられない人の多くが、生理的な「不潔感」を抱いていることはほぼ間違いない。ところが、寿司はどうだろうか?