スマホやPCの使用で目元のしわやたるみが……(GettyImagesより)
コロナ禍がきっかけとなり、日常のオンライン化が加速。デジタルデバイスを使う時間が増え、目の疲労感を覚える人も多いと思います。そして実は、スマホやPCを使う時は、眉間にシワを寄せたり、目を細めたり……目元の小ジワやたるみ、クマなどを招きやすい習慣も増えています。
さらに、冬は空気が乾燥し、目元ジワのできやすい環境です。そこで今回は、目元専用のスペシャルケアを取り入れて、若々しい目元を復活させる対策を紹介します!
[an error occurred while processing this directive]皮膚の薄い目元には表情ジワが刻まれる
顔の中でも、目の周りの皮膚はもっとも薄く、他の箇所に比べて3分の1程度の厚みしかありません。洗顔やクレンジング、アイメイクなども刺激となり、瞬きするだけでも目元の皮膚には大きな負担がかかります。
ですから、スマホやPCなどの使用時間が増えると、目元のシワが定着していき、そのまま放置すれば深い表情ジワへと進行します。
目元のたるみで疲れた表情に
深刻なのが「たるみ」の問題。加齢により、肌のハリや弾力を生むコラーゲンやエラスチンが減少すると、まぶたを支えきれなくなり、たるみが生じます。特に下まぶたはクマのように見えるので、疲れた印象を与えるのです。
そして、このたるみも長時間のPC作業は深く関係しています。画面を凝視している時、まぶたの筋肉はほとんど動きません。そのため、次第にまぶたの筋力が低下し、まぶた周辺の皮膚を支える力も低下してたるみが進んでしまうのです。
目元のたるみがクマと重なると、コンシーラーだけではカバーしきれなくなります。皮膚自体のケアをおろそかにせず、対策を講じたいものです。
普段のケアに専用アイクリームが必要なワケ
目元ケアで大切なことは、まず保湿。皮膚が薄い目元はとてもデリケートで潤いも逃げやすいので「アイクリーム」を用いた専用ケアをお勧めします。「アイクリーム」は目元の保湿に特化した成分が豊富で、こっくりとした濃いテクスチャーが多いのが特徴です。密着感に優れたタイプを選べば、より肌表面にピタッと張り付く“フタ”の役割を果たし、潤いや栄養成分を閉じ込めてくれます。
目元ケアには、次のような専門クリームがお勧めです。
ドゥーオーガニック/コンセントレート アイ バーム
ドゥーオーガニック/コンセントレート アイ バーム
16g 8000円(税抜) ※2020年11月25日発売
一日酷使した目元を翌朝まで集中ケアできる就寝前の夜専用濃厚バーム。オーガニック認証にこだわった厳選の穀物保湿成分や、エーデルワイス成長点細胞培養物などの天然由来保湿成分を配合。
コクのあるバームが目元に摩擦刺激を与えることなくスーッと広がり、ピタっと密着。あえて被膜感を残してあるので、トリートメントラップで目元をパックしているような充実感と、肌表面の細部まで密着する感触が心地よい。ほうれい線ケアにもお勧め。
エステダム/シクロ プラス アイクリーム
エステダム/シクロ プラス アイクリーム
15ml 11000円(税抜)
老化の原因である細胞間コミュニケーションを高めて肌改善をはかる「シクロ プラス」システムのアイクリーム。疲れのサインをケアする3つの成分(カフェイン、ルスコゲニン、カルノシン)を配合。目のまわりにピンとしたハリが生まれ、むくみやクマが改善。使いつづけることで目もとのシワの減少も期待できる。
付属のチップにクリームをのせ、チップのくぼみでマッサージすることが可能。クルクル、ループを描くようになぞると血流も改善されすっきり。疲れや老化を感じた目元にハリ感が戻り、目元が明るく、パッと開いた印象に。
コーセー/米肌 肌潤改善アイクリーム(医薬部外品)
コーセー/米肌 肌潤改善アイクリーム(医薬部外品)
15g 5000円(税抜)
乾燥、シワ、たるみやくすみなど、働く目もとの複合齢的な悩みにこれ1つでアプローチする薬用アイクリーム。“ライスパワー®No.11”“発酵コンプレックス”が、肌を徹底保湿して乾燥小ジワをケア。“発酵ヒアルロン酸”“リピジュア”などのハリ強化コンプレックスが気になるたるみにアプローチ。
使い心地は、まるでラッピングされたように潤いが長時間続き、1日乾燥知らずのもっちり&ピンとハリ感ある目元に。ベタつかない使用感なので、朝のケアにもお勧め。
普段の生活で気を配ることとは?
目元ケアは、ふだんのスキンケアにアイクリームを取り入れるだけでなく、生活習慣も見直してください。つい集中しがちなPC作業も、1時間に2~3回は目を休めましょう。画面から目を離して、目頭から目尻側に沿って暖かい手で優しくなでるだけでも、リンパの流れが促されます。
また、顔を刺激するフェイスヨガもお勧め。目元や口元の筋肉がほぐれ、表情がリラックスするので、フェイスヨガのサイトなどを参考にしてみるとよいでしょう。
ふだんの生活習慣と専門ケアで、たるみのないパチッと印象的な目元をめざしてみてはいかがでしょうか。
(文=小澤佐知子)
小澤佐知子(おざわ さちこ)
美容ライター。小学館や学研で外部編集者を経験した後、出産を機にフリーランスに転身。以後、美容ライターとして計50誌以上で取材・執筆を行う。
現在はヘアケア・ヘアデザインなど「髪」に関する記事の企画・構成・取材を中心に活動。雑誌や書籍以外にWebサイトでコラムやインタビューの連載を持つ。東京都内のヘアサロンの「ビジュアル監修アドバイザー」として非常勤役員も務める。