その一杯、その一本が、老け顔の源になるs(depositphotos.com)
年末・年始の飲み過ぎには、なにかと注意を怠るまい。そう思って臨んでも、ついついキャパ越えしてまで飲んでしまうのが、この時期の常である。
が、無礼講な酒席や二次会での「過度の飲み過ぎ」だけはやはり慎みたい。しかも当初の非喫煙組への遠慮もどこへやら、杯を重ねるほどに辺り構わずスパスパという「酒もタバコも派」の方々はどうか、以下の記事を熟読してほしい。とりわけ女性層は必読!
[an error occurred while processing this directive]実年齢よりも老けて見えやすい!
酒類の飲み過ぎや人一倍の喫煙習慣は、深刻な健康リスクをもたらすばかりか、その人の見た目(外見)をも左右しかない影響を及ぼす――。
そんな可能性が、南デンマーク大学(デンマーク)のAnne L. Schou氏らによる最新研究によって示唆され、『Journal of Epidemiology & Community Health』12月号で報告された。
研究陣の見解によれば、人並み以上に酒もタバコも(あるいは酒かタバコのいずれかを)嗜む習慣のある人の場合、目や耳の部位に「老化のサイン(徴候)」が現われるのが早い傾向にあり、「実年齢よりも老けて見えやすい」ことが判明したという。
一杯と一服から老化が…
美容面でも興味深い今回の観察研究に際しては、21~93歳までのデンマーク人、その数1万1613名を、約12年間にわたって追跡調査した「コペンハーゲン市心臓研究(CCHS研究)」の信頼に足るデータが用いられた。
ちなみに対象者の週当たりの平均飲酒量は、男性で11.4杯/女性で2.6杯。一方、喫煙者の割合は、男性で67%/女性で57%を占めていた。
では、過度の飲酒や喫煙がもたらす外見への影響度とはいかなるものか? 研究班は「老化の徴候」が見た目からも判るとされている以下4点の発生に着目し、観察を実施した。
①両目の角膜周囲に見られる不明瞭な灰色の輪(=角膜環)
②上まぶたにできる黄色の結節(=眼瞼黄色腫)
③耳たぶの深い襞(=フランク徴候)
④男性型禿頭症
さて、ここから先の解析結果は(躊躇する思いを越えて)どうか、手鏡を片手に御自身の容貌と向き合いながらお読みいただきたい。
Schou氏らの解析によれば、愛煙層の喫煙量が増えるに従って、①角膜環と②眼瞼黄色腫、さらに③フランク徴候を生じるリスクは上昇していた。