戦線復帰が待たれる五郎丸選手~公式ブログより
5月21日、ラグビーの世界最高峰リーグ、スーパーラグビーのレッズに所属する五郎丸歩選手は、サンウルブズ戦でリアキ・モリ選手に猛然とタックルした時に、右肩を肩鎖関節脱臼(けんさかんせつだっきゅう)して退場した。
レッズの公式HPによれば、負傷の翌日に行われた手術は成功した。だが、全治12週間の診断。スーパーラグビー残り3試合から戦線を完全に離脱する事態となった。
[an error occurred while processing this directive]したがって、6月予定の対カナダ戦、対スコットランド戦の計3試合のテストマッチ出場も断念。7月のスーパーラグビー(ブランビーズ、チーフス、レベルズ)3試合の出場も不可能になり、今シーズンの参戦は、ほぼ絶望的だ。フランスのプロクラブリーグ、トップ14の強豪トゥーロンとの来シーズンの契約にも影響を及ぼすかもしれない。
期待された五郎丸選手のスーパーラグビーの初挑戦。12試合の戦績は先発出場3試合、途中交替7試合、ペナルティゴール8(24得点)、コンバージョンゴール2(4得点)の計28得点に終わっている。
五郎丸選手は、オフィシャルブログで「1日も早くフィールドに戻れるように治療、リハビリに専念したい。残り試合をレッズのチームメイトと共にプレーできないのは残念。日本代表のテストマッチに出場できないが、怪我の回復に努めたい。これからも前向きにチャレンジしていきたい」とコメントしている。
五郎丸歩オフシャルブログ(http://lineblog.me/goro15/archives/6592001.html)
肩を強打!衝撃で関節がずれる!肩甲骨と鎖骨をつなぐ靭帯が断裂!
五郎丸選手が負った肩鎖関節脱臼とは、どのような外傷なのか?
肩甲骨と鎖骨をつなぐ関節、それが肩鎖関節だ。肩鎖関節の安定性と可動性を保っているのは、肩峰と鎖骨の間にある肩鎖靱帯、烏口突起と鎖骨の間にある烏口鎖骨靱帯、鎖骨の外側についている三角筋や僧帽筋だ。
肩甲骨まわりの骨格を真上から見ると、肩甲骨は肋骨から浮いた状態で鎖骨にぶら下がり、肩鎖関節は腕側に伸びた鎖骨の先端に位置している。