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居酒屋チェーン店でも糖質制限! 『主治医が見つかる診療所』で亀ドクがコツを伝授

血糖値を上げない居酒屋でのメニューの選び方は?

 6月28日放送予定の『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系、夜7時58分から)のテーマは、「血糖値コントロールでやせて美肌にスペシャル」。

 肥満・糖尿病の改善はもちろん、美肌や血管の老化防止、うつからの脱却など、糖質制限の効果はじつに幅広い。

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 今回の番組にゲストとして登場するのが、「亀ドク」こと亀川寛大(かめかわ・かんだい)医師だ。

 亀ドクは熊本市内にある「なごみクリニック」で院長を務めている。外来診療と訪問診療で多忙な中、ファミレスや牛丼屋などに血糖測定器を持参して、食事をしては食後血糖値を測って発表していることで、今、糖質制限の分野で注目を集めている。

 これから暑くなる季節、暑気払いなどの名目で飲みに行く機会も増える。友達や同僚に「ちょっと居酒屋に寄って飲もう」と誘われたときに、「糖質制限中だから、ちょっと……」と断って気まずい思いをしている人も多いのではないだろうか。

 今回は亀ドクに血糖値を上げないお酒の飲み方を教わった。

酒とつまみ8品でも血糖値が上がらない

 糖質制限では、カロリー制限とは異なり、蒸留酒や糖質オフのアルコールはOK。居酒屋については糖質の少ないメニューや味付けが推奨されている。

 では実際に、チェーン店の居酒屋でも糖質制限は可能なのか? 亀ドクは血糖測定値を持って「わたみん家」に向かい、以下のメニューとハイボール飲み放題を調査した。

○亀ドクが注文したメニュー
 ハイボール(8杯換算)
 枝豆
 焼き鳥(塩)
 ふわとろレバーのネギ塩
 サーモンとアボカドのカルパッチョ
 樺太ししゃもの七輪焼
 有機レタスのon玉シーザーサラダ
 スルメイカの炙り刺し
 キャベツ焼き

 もともとビール派で、糖質制限を始めて、専らハイボール派になったという方も多いようだ。ウィスキーを炭酸水で割るのがハイボールだが、ウィスキーの銘柄を選んで好みのハイボールを頂く楽しみもある。

 たとえば、「わたみん家」の飲み放題可能なドリンクメニューのハイボールはトリスハイボール。なぜかジムビームはロックしか注文できないらしい。

 ジムビームのハイボールが飲みたかった亀ドクは、ロックダブルと炭酸水を注文して、自分でハイボールを作った。ダブル4杯なのでハイボールだと8杯換算。

 つまみは肉・魚などのタンパク質が中心だ。焼き鳥の味付けは、タレではなく塩を選択。サラダなどはドレッシングやソースを抜く。もちろん、フライドポテトや麺・ご飯類は注文しない。

 チェーン店の居酒屋では、一見お得な飲み放題付きのコース料理には、ポテトやピザ、しめの麺類・ご飯類などの炭水化物、アイスクリームなどのデザートといった、糖質制限者としては避けたいメニューが多い。

 糖質の多いメニューだけを残すのは食事のマナー的にNGのため、特に少人数の飲み会の場合、料理は単品で頼むほうがよい。

 亀ドクが自身の血糖値を測定し、食前と比較した食後の血糖値の上昇幅(食後血糖値-食前血糖値)は以下のとおりだった。

15分: 4mg/dL
30分: 6mg/dL
45分:-3mg/dL
60分: 8mg/dL
90分: 3mg/dL
120分:5mg/dL

 血糖値の最大上昇幅は8mg/dL(60分後)。「血糖値の上昇はまったくなかったと考えられます」と亀ドクは語る。

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