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【シリーズ「次期アメリカ大統領の健康問題」【前編】】

米大統領候補ヒラリー・クリントンは失明の危機に!? ダイエット・コーラの飲み過ぎが原因か?

ヒラリー・ローダム・クリントンは1947年10月26日生まれの68歳。Trevor Collens / Shutterstock.com

 今年、世界が注視するグローバル・イベントといえば、アメリカ大統領選挙だ。

 7月18日からの共和党全国大会ではドナルド・トランプが、7月25日からはじまったの民主党全国大会ではヒラリー・クリントンが、それぞれ代表候補の指名を受けた。今後の日程は、11月8日の一般有権者による投票、12月中旬の選挙人による投票と続き、来年1月上旬の第45代大統領と副大統領の正式決定、1月20日の大統領就任式という運びになる。

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 バラク・オバマ大統領を引き継ぐのは、民主党のクリントンか?共和党のトランプか?

 指名を受けたクリントンは「大統領選では良心に従って投票しよう。未来と米国のために投票してほしい」と支持を呼び掛けている。一方、トランプは「民主党との最も重要な違いは、我々は米国を第一に据えることだ。8年ぶりに政権を奪還し、米国を再び安全に偉大にしよう」と訴えている。

 本誌ではシリーズ「次期アメリカ大統領の健康問題」と題して、「前編」「後編」の2回に分けて、次期アメリカ大統領の健康問題について考えてみたい。まずは民主党ヒラリー・クリントンから。

世界が懸念するヒラリー・クリントンの持病は何か?

  ヒラリー・ローダム・クリントン(68歳)は、1947年10月26日、衣料品会社を営む父ヒュー・ローダム、専業主婦の母ドロシーの長女としてイリノイ州シカゴ市に生まれる。弁護士、ニューヨーク州選出の上院議員を歴任。第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントンと結婚後、1993年から2001年までの8年間、ファーストレディに君臨。2009年から2013年までは国務長官に就任し、オバマ政権を支えた。

 この10数年、クリントンの体調不調や発病リスクがマスコミで取り沙汰されている。クリントンの心身に何が起きているのか?クリントンを襲っている病徴と思われる最近のアクシデントを時系列に追ってみよう。

 2005年、上院議員の時、バファロー市で演説中に失神(58歳)。2009年、イエメンで飛行機搭乗中に失神して転倒、肘を骨折(62歳)。2012年12月、ウイルス性胃腸炎に伴う脱水症状のため転倒、脳振盪(65歳)。精密検査で頭部の静脈に血栓が発見されたため、ニューヨーク・プレスビテリアン病院に緊急入院。2013年1月退院。12月30日、国務省7階で失神して転倒、脳震盪。ニューヨーク・プレスビテリアン病院に緊急入院(66歳)。それ以後、目立った病徴の報道はない。

 ただし、『ニューヨーク・タイムズ』など各紙の報道によれば、クリントンの前秘書が「クリントンは、失神発作を起こしやすく、血栓ができやすい体質だった」と発言。ニューヨーク・プレスビテリアン病院の心臓専門医は「脳の凝血塊が脳卒中を引き起こすリスクがある。脳静脈洞血栓症の可能性が強い」と診断している。

 脳静脈洞血栓症は、脳の静脈と脳硬膜静脈洞に血栓が生じる疾患だ。ウイルス性の下痢や脱水症状が続くと血液が凝縮するため、血流が遅い脳静脈洞に血栓ができやすくなる。血栓ができると脳の静脈圧が上昇するので、脳浮腫や脳圧の亢進、頭痛や嘔吐が起き、眼球の周りの静脈還流が悪化することから眼底にうっ血乳頭が生じ、脳卒中のリスクが強まる。

 さらに『ナショナル・エンクワイアラー』(2013年1月18日)によれば、クリントンは「MRI(核磁気共鳴断層像)やMRA(核磁気共鳴脳血管撮影)による精密検査の結果、一時的な意識喪失または記憶喪失に関連する視力障害、もしくは失明を招く視神経系の疾患を発症する恐れがあると報じている。

 その原因は何か? クリントンも不妊のために人工授精を行った娘チェルシーさんも、人工甘味料アスパルテームを含むダイエット・コーラをよく飲んでいる。そのため、ダイエット・コーラに含まれるアスパルテームの可能性が強い」と推察されている。

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