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【シリーズ「患者の視線でがん治療を考える」第2回】

がん検診で被ばく? 検診でのX線間接撮影はCTや超音波などに切り替えるべき

 日本は世界一の医療被ばく国であり、2004年には日本人のがん罹患者の3.2%が診断被ばくが原因とされる内容の論文まで出されている。また、がん検診の有効性に疑問を投げかけ、「がん放置療法」まで言い出す医師も出現する昨今である。  しかし、がん治療においては、早期に発見し治療することにより、低侵襲の治療で生存確率を高め、安い医療費で対応できることは明らかである。問題は効率のよい低線量被ばくによるがん検診が検討される時期となっていることである。    超音波検査装置の画像解像度の向上と血液検査による腫瘍マーカーやウイルス感染の有無などの検索が進歩した現在、いま一度、がん検診のあり方を考えるべ...

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