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【連載「乳酸菌で腸内環境を改善、がんも予防!」第7回】

プロバイオティクスとしての「乳酸菌」を上手に健康に生かすためのコツは?

ヨーグルトは乳酸菌の宝庫(shutterstock.com)

 腸内フローラのバランスを整えて人に有益な効果をもたらす生きた微生物プロバイオティクス。その代表が乳酸菌だ。その乳酸菌を体にとりいれてうまく健康に生かすためにはどんな点に注意したらいいのか?

乳酸菌を手軽にとれるヨーグルト

 日常生活でプロバイオティクスとしての役割を果たす乳酸菌を手軽にとるのなら、やはりヨーグルトだろう。体に有用な乳酸菌が豊富に含まれ、安くて手に入りやすい。ヨーグルトは牛乳を乳酸菌によって発酵させた食品。発酵によって、ヨーグルトに含まれるたんぱく質や脂質、糖質などはある程度分解されているので、腸への負担も少ない。

 そのうえヨーグルトには、皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンAやB、歯や骨を作るカルシウム、体をつくるのに欠かせないたんぱく質、その他いろいろな栄養素が含まれている。しかも、低カロリーなので、ダイエットのときの補助食品として使うことができる。

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 ただし、ビタミンCはヨーグルトでとることができないので、ヨーグルトを食べるときにはビタミンCを含む果物を加えることでより栄養バランスがよくなる。

 このすぐれもののヨーグルトで腸内に届いた乳酸菌をより活性化させるためには、プレバイオティクスであるオリゴ糖や食物繊維などを積極的にとると効果的だ。オリゴ糖は、豆類や豆製品、ごぼう、アスパラガス、たまねぎなどの野菜類などに含まれる。これらの食品は食物繊維も豊富に含まれているので、日頃からぜひ積極的にとっていきたい。

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