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ドライシャンプーで髪の蒸れやベタつきを解決! 使い方&お勧め商品を紹介

ドライシャンプーで髪や頭皮の不快を解消(GettyImagesより)

 今年も猛暑が予想される日本の夏。外出中に汗や皮脂で崩れたメイクを直す度、ベタつく顏にファンデを上塗りするのは、躊躇してしまうものです。髪も同じく、通勤や外出、スポーツなどで頭皮から大量の汗……。

 発汗はカラダの正常な生理反応とはいえ、ヘアスタイルも崩れ、臭いやベタつきなどで不快指数はマックス。でも、出勤中や外出先でシャワーを浴びられないでしょう。それに、一日に何度も洗髪するのはお勧めできません。髪がきしみ、カラーや白髪染めの褪色も進みます。さらにドライヤーをかけると、髪や頭皮への負担になります。

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 そこで、夏こそお勧めしたいのが「ドライシャンプー」です!

フランス人女性も好むドライシャンプーで髪質も向上

 日本ではドライシャンプーは、介護や医療現場、災害施設などで活用されるものであり、一般的にはあまり知られていませんでしたが、最近はヘアケアの観点から愛用者がたいへん増えています。

 ドライシャンプーはスプレータイプが主流ですが、パウダーやジェル、フォーム、シートタイプもあります。塗布しても揮発するので、髪に水分が残ることはありません。美容大国のフランスでも好んで使われています。

 フランスの水は硬質で刺激が強いため、頭皮トラブルや髪のきしみを避けるために、毎日洗髪をしない人も多くいます。ドライシャンプーなら皮脂をとり過ぎることなく、臭いや汗、汚れを落とし、洗い流す必要もないので昔から使われてきました。パリジャンの無造作ヘアがきまるのも、ドライシャンプーのおかげかもしれません。

 一方、清潔大国の日本は、夏だと数回シャワーを浴びる人も少なくありませんが、洗髪は一日1回に留め、日中のべたつきが気になる場合はドライシャンプーにしてみてはどうでしょうか。

 ドライシャンプーはドライヤーが不要なので、髪への負担を抑え、乾燥を避けたい大人髪には、とても役立つアイテムです。また、皮脂や汗で根元がペターッとした髪をフワッと復活させる効果もあり、大人世代の強い味方といえましょう。

ドライシャンプーはいつでもどこでも使える!

 ドライシャンプーの使用方法は、臭いや皮脂、汗や蒸れなどが気になるとき、頭皮に直接スプレー(フォームなどは塗布)し、指でマッサージしたり、髪をとかしたりするだけ。ミントやローズマリーなどのハーブエキス配合の商品も豊富で、メントールだとスキッとした爽快感もあります。

 持ち運べるサイズもあるので、ポーチにひとつ忍ばせておけば活躍すること間違いなし。

〇朝の満員電車などの移動で汗をかいたとき
〇外勤からオフィスに戻ったとき
〇after6のおでかけ前
〇ジムやヨガなどのスポーツ後
〇帽子などで蒸れやかゆみが気になるとき
〇体調が悪く、シャンプーが億劫な日
〇朝のスタイリング前
〇食べ物や煙草の臭いが髪についたとき
〇ヘアカラーやパーマを施術した日の夜

 汗をかきやすい夏場はもちろん、一年を通して活躍する場面は多いはず。特にアラフォー世代の女性は、頭皮臭が気になることもあり、携帯していれば気もラクです。大人の美容ツールとして、賢く利用してみてください。

お勧めのドライシャンプー

ザ・プロダクト ドライシャンプー115mL 1500円(KOKOBUY)

ボディミストとしても使用可能

 USDオーガニック認証成分である、ブルガリアで栽培された贅沢なダマスクローズ蒸留水、ペパーミントオイル、ローズマリーエキスをたっぷり配合。使用後はすっきり爽快感のある髪に。ボディミストとしても使用できるので、野外イベントなどのお供にも。


N. SHEAドライシャンプー 150mL 1800円(ナプラ)※美容室専売品

朝シャン代わりに使うと一日フレッシュ!

 レモングラス生体水やペパーミントオイルなどの効果で、汗や皮脂によるニオイやベタつきを抑え、すっきり清涼感のある頭皮環境に。アウトドアやスポーツ後にはもちろん、朝シャン代わりに使うと一日フレッシュ!
(文=小澤佐知子)

小澤佐知子(おざわ さちこ)
美容ライター。小学館や学研で外部編集者を経験した後、出産を機にフリーランスに転身。以後、美容ライターとして計50誌以上で取材・執筆を行う。
現在はヘアケア・ヘアデザインなど「髪」に関する記事の企画・構成・取材を中心に活動。雑誌や書籍以外にWebサイトでコラムやインタビューの連載を持つ。東京都内のヘアサロンの「ビジュアル監修アドバイザー」として非常勤役員も務める。

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