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【連載・知られざる漢方薬パワーの実像③】

花粉症の根本改善は可能なのか? 漢方薬は花粉症にこう効く!

漢方薬が花粉症にこうかがある!?

 立春を過ぎれば暦上は春。花粉症の人にとっては辛い時期の到来です。花粉症は治らない病気と諦めている方も多いですが、それは標準治療である抗アレルギー剤は今の症状を抑えているだけに過ぎず、根本的に治す効果はないからです。

 でも、漢方を使えば今すぐ症状を抑えるだけでなく、アレルギーに体質改善からアプローチができるので根本改善も夢ではありません。毎年毎年悩まされる花粉症、今年こそ本気で根本改善に取り組んでみませんか??今回は花粉症治療の一手として、今こそ漢方に着目すべき理由についてお話していきます。

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花粉症の増悪要因は食生活やストレス?!放置すれば易感染性も?

 今年も例年より2週間早く2月3日からスギ花粉の飛散が確認されています。花粉症は死に至るような重篤性こそありませんが、生活の質の低下、仕事の生産性、さらには莫大な経済的損失にも繋がるほど私たちにとって重大な影響を与える病気です。花粉症は生産性を大きく低下させ、経済的損失にも繋がっています。ある試算によれば経済的損失は5000億円を超えるというデータもあります。

 また、放置していると持続的な粘膜の炎症によりバリア能力低下によってインフルエンザウイルス等に感染しやすくなる可能性も指摘されています。今年はコロナウイルスも流行しているので、花粉症を重症化させずに、全身状態を日頃から良くしておくことが健康管理の上では非常に大切なのです。

 では、どうして花粉症を重症化させてしまうのでしょう?個人差はどこにあるのでしょうか。実は、花粉症の重症度は花粉をどれだけ吸い込むかだけでなく、体の状態やライフスタイルが鍵を握っています。精神的ストレスや食生活の欧米化、睡眠不足や疲労など、複雑に絡み合って重症化させているケースが多いのです。花粉症が現代病といわれるのは生活環境による影響が大きいためです。

 本気の花粉対策を始めるならば、残念ながらマスクだけでは不十分!花粉に負けないため、根本的な体づくりに取り組むことが必要であり、その一助として役立てて欲しいのが「漢方」です。
参考:2020年春の花粉飛散予測, 気象庁(https://tenki.jp/pollen/expectation/)、エキサイトニュース(https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoFm_78J1fU9E17/)、ナビタスクリニック(https://navitasclinic.jp/archives/blog/2062)

重症化するとストレスや睡眠障害で負のスパイラルに!

 花粉症は鼻水や目のかゆみなどの代表的な症状に治らず、睡眠障害やイライラ、ストレスなどのメンタル症状となって現れることも増えています。花粉症の人は花粉の時期とそれ以外の時期で1.2時間も睡眠時間が短くなるという情報もあります。寝不足かつ起床時には鼻水やくしゃみが連発する「モーニングアタック」という現象に悩まされることも。

 日中は鼻づまりや眠気と戦って消耗するため、花粉時期は休息も不十分になりがちです。睡眠不足やイライラにより免疫力低下や過敏性が強まることによりますます花粉症が悪化するという負のスパイラルに陥ることもあります。ひどい症状になれば全身の強いかゆみやひどい鼻づまり、頭痛などに苦しむこともあるので、早めに対処することがやはり大切です。
参考:Huffingtonpost、2016年03月01日掲載記事(https://www.huffingtonpost.jp/2016/03/02/raycop-kafun_n_9324580.html)

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