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【シリーズ「DNA鑑定秘話」第61回】

「科捜研の女」放送200回 科学捜査に信念とプライドを燃やす沢口靖子の怪演

 サスペンスドラマシリーズ「科捜研の女」が3月15日の放送で通算200回を迎える。

 1999年10月にスタートし、現在シーズン17に突入、「相棒(主演/水谷豊)のシーズン16と並走し、放送中のドラマの最長寿シリーズだ。刑事ドラマ「はぐれ刑事純情派」(主演/藤田まこと)の史上最長連ドラ記録シーズン18に刻一刻と迫っているので、記録更新は目前だ。

 京都府警科学捜査研究所(科捜研)の法医研究員、榊マリコ(沢口靖子)の怪演と相まって、マリコと強い絆で結ばれている京都府警捜査一課の土門薫刑事(内藤剛志)の一匹狼的な頑固直情ぶりが興味をそそる。そこに「科捜研の女」が最長不倒人気の秘密が潜んでいる。

 真実へのこだわり、諦めない闘争心。それがマリコの魅力だ。難事件にひたすら向き合いつつ、快刀乱麻さながらに巧妙なトリックを見破り、謎やミステリーを次々と解き明かしている。実に溜飲が下がる。マリコのキャッチフレーズ「科学は嘘をつかない!」は、いつまでも色褪せない。

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 内藤は、DNA鑑定が進化すればするほど、犯罪の抑止力になると発言。土門刑事のプライドと演じ甲斐を滲ませる。

 記念すべき200回(第17話 2018年3月15日)は、放火に見せかけた火災の真相をマリコが探るが、マリコや土門の働きすぎもテーマだ。

 3月6日にテレビ朝日は「科捜研の女 ファンが選ぶ名作エピソード・ベスト10」を発表。3月9日からテレビ朝日(関東ローカル)で再放送が始まっている。ちなみに、栄えある1位は「マリコVSバスジャック犯!!100均グッズで決死の鑑定」(シーズン16 第16話 2017年3月2日放送) だ。

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