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ジャンクフードはタバコよりも恐い! 錯覚で「高カロリー・高塩分・多量の砂糖」を食べている

こんな食習慣が身体にいい訳がない

 かつては若者の食べ物だったジャンクフードだが、今や性別年齢を問わず、その味に毒されている。ジャンクフードの厳密な定義はないが、一般的に「高カロリー、高塩分、多量の砂糖の食品」を指すだろう。ということは、たいていのジャンクフードは「栄養バランスが崩れた食品」でもある。

 カリフォルニア大学の研究チームは、ジャンクフード的な食料を与えられたマウスが、普通のエサで育ったマウスよりも肥満になるだけでなく、怠惰な生活態度になることも報告している。

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 どうして、老いも若きもジャンクフードに病みつきになってしまうのだろう? そのことについて、考えていきたい――。

●我々は意図的に病みつきにさせられている

 いくつか理由があるのだが、まず、メーカーは食感や味に関して、最も繰り返し食べたくなる比率を調査し、それを採用している。たとえば、ポテトチップスのサクサクした食感はそうした研究の成果である。ハンバーガーのタンパク質や脂肪、炭水化物の割合も、そうだ。舌に訴えかける比率が研究され尽くしている。

 さらに、錯覚を利用したりもする。たとえばバターやチョコレートなどのように口の中で溶けて広がる食品は唾液を多く分泌させ、そのものの味にプラスして「おいしい」と思わせる作用がある。ソースやシロップの多用には、そうした効果もあるのだ。

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