足の「血流ケア」をしていない女性が約3割も(depositphotos.com)
連日連夜、大寒波か列島を襲っている。血流がますます悪化して「足の冷え」や「足のむくみ」に悩む女性が少なくない。
2月10日は「フットケアの日」らしい。「フットケアの日」は、日本フットケア学会、日本下肢救済・足病学会、日本メドトロニックが2012年に制定したもの。
[an error occurred while processing this directive] そこでひとつのインターネット意識調査を紹介する。20~50代の女性412名(20代=103名、30代=103名、40代=103名、50代=103名)を対象に「血流」と「足の悩みあるある」に関する調査だ(「株式会社サンパック」プレスリリース:2018年2月8日より)。
早速、調査結果を見よう――。
足の「冷え」や「むくみ」を改善には「血流」をよくすることが重要だが……
「血流がよくなれば、どのような効果があるか?」という問いに対して、89.8%が「冷え性の改善」、74.5%が「むくみ改善」と回答。「冷え」や「むくみ」を改善するためには「血流」を重要と認識している女性が多かった。
そして、「血流をよくするために実践している具体的なケア方法」は、「マッサージ、ツボ指圧」という回答した女性が45.1%もいた一方で、「何も行っていない」と回答した女性が32.0%。つまり、約3割の女性が全く血流ケアをしていない「血流おブス」であることが判明した。
「足の悩みあるある」については、以下のような回答が寄せられ、辛い「足の悩み」が窺えた。
●冷え性で布団に入っても足が温まらず、全く眠れない:67.4%
●冷え性で寝る前にお湯で足を温めようと試みるが、足先が暖まる前にお湯が冷める:30.5%
●部屋が臭うなと思ったら、自分の足の臭いだったことがある:21.6%
●ヒールの高い靴など、慣れない靴を履くとすぐに靴擦れし、絆創膏にお世話になる:72.1%
「足の冷え」は血管の老化である「動脈硬化」の一歩手前!
「足の冷え」について、常葉大学健康科学部の久保明教授(医療法人財団百葉の会銀座医院 院長補佐・抗加齢センター長)は、次のように説明している。
「毛細血管は、酸素を運んでいく重要なルートです。毛細血管のコンディションが整わないと、体の組織に十分な酸素が行き渡らなくなる可能性があり、足の冷えや疲労感という『血管の老化』である『動脈硬化』の一歩手前の状況と関係していると思われます」
また、医療ジャーナリストの増田美加氏(NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員)は「手足の冷え、むくみ、肌のシワなどは、体内を巡る毛細血管が年齢とともに劣化し、やがて毛細血管が消失してしまう『ゴースト血管』化が原因」と指摘。「手足の冷えなどを改善するためには、血液の流れる毛細血管を正常化することが重要」とコメントしている。