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寝る子にスマホは触らすな! 就寝前のスマホ・ゲームで近視・肥満・睡眠障害に

就寝前の電子機器の使用は、近視や肥満、睡眠障害の原因に(depositphotos.com)

 昨年のクリスマスは、わが子に念願の携帯電子機器をプレゼント。その喜んだ笑顔が迎春後も忘れられない――。そんな親御さんも決して少なくないだろう。

 が、そういう親御さんにこそ、12月22日に文部科学省が公表した『学校保健統計調査』の結果と、米国発の新知見を知っていただきたい。

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視力1.0未満の小中学生が「過去最高」

 毎年実施されている『学校保健統計調査』の集計結果(全国各地の5~7歳が対象)によれば、裸眼視力が1.0未満の小中学生の割合が「過去最高」を記録。文科省は、スマートフォンやゲーム機の画面を近くで長時間見続ける「生活習慣の影響」が現われたとの見解を示した。

 一方、こうした子どもの健康への悪影響を「就寝時の電子機器の使用」という条件下に絞って比較調査したのが、米ペンシルベニア州立大学ハーシー医学部の研究陣だ。研究には、同大附属の2診療所(1つは肥満専門クリニック)に登録している子ども(234人)の保護者を対象に調査が行なわれた。

 わが子に与えている電子機器(スマホ/ビデオゲーム/コンピュータ/テレビ)の具体的な使用時間や生活場面でのタイミング以外にも、子どもの「①睡眠時間や睡眠の質」「②朝の疲労感について」「③注意力の様子」「④日頃の運動量はどうか」も事細かに訊いた。

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