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脳を老けさせない4つの方法〜こんな<パソコン習慣>が認知症リスクを低下させる

認知症リスクを低下させるPC習慣(depositphotos.com)

 「日常生活支援度Ⅱ(認知症自立度Ⅱ)」と聞いて、その言葉の意味を正確に説明できる人はどれくらいいるだろうか?

 これは日常生活に支障を来すような症状や行動、意思疎通に多少の困難などが見られても、誰かが注意さえすれば自立できる状態を指す。

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 同じく「困難などがときどき見られ、介護が必要とする」状態が、「日常生活支援度Ⅲ(認知症自立度Ⅲ)」と呼ばれている。

 厚生労働省が2012年秋に公表した「認知症施策推進5か年計画/オレンジプラン」によれば、上記の日常生活支援度Ⅱ以上の認知症高齢者数の将来推計は次のような数字を弾き出している

▶︎平成27(2015)年:345万人(10.2%/65歳以上人口比)
▶︎平成32(2020)年:410万人(11.3%/65歳以上人口比)
▶︎平成27(2025)年:470万人(12.8%/65歳以上人口比)

 従来のわが国の高齢化問題は、その「進展の速さ」が問題視されてきたが、一昨年(2015年)以降は「高さ=高齢者数の多さ」の問題へと転換したといわれる。

 その転換年である2015が推計345万人であるのに対し、東京五輪の2020年には「誰かが注意さえすれば自立できる」状態以上の人口が410万人! さらに、団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)に達する2025年になると470万人!!

 それほど急激な増加が予測されるほどの深刻さだ。

認知症予防のための「脳トレ」は何歳から始めるべき?

 脳が物事の善悪を理解したり、出来事を理解する機能は、通常、80歳くらいまでは低下しないという。一方、認知症は決して高齢者に限られたものではなく、自覚がないだけで40代の人間でも脳は日々委縮をくり返している。

 早い時期から脳を働かせる生活を心掛けるのは現代人の必須事項だが、ではいったい、精神的な刺激となる日々の活動は、幾つくらいまで有効性を発揮するものなのだろうか?

 ある種の指標となるような研究報告が『Journal of the American Medical Association(JAMA)』(1月30日号)に掲載されたので紹介しておこう。

 メイヨークリニックアルツハイマー病研究センター(米ミネソタ州)のRonald Petersen氏らの研究成果で、次のような具体的な活動を行なうことで、70歳以上での加齢による認知機能低下リスクを低減できることが判明したというものだ。

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