“女性ならでは”の災難(shutterstock.com)
先日、タレントの三浦りさ子さんが、飲酒後の帰宅途中、転倒して足のくるぶしと甲をひねるケガを負ったことを自身のブログで明かした。
あっという間に足は腫れ上がったため、夫でサッカー選手の三浦知良さんが練習後に毎回行う“カズ流アイシング”で応急処置。
[an error occurred while processing this directive]翌朝から足を全く動かさず、氷を入れたクーラーボックスで2時間おきに20分のアイシングを繰り返した結果、靱帯損傷などの大事に至らず、夫に感謝したという。
ブログでは、初日と処置3日後の足の画像を公開。腫れの引いた足の様子から、効果は驚くほど明らかだ。
三浦さんに限らず、女性には足首を捻挫する人は多い。その原因のひとつに「ハイヒール」が関係していることは間違いない。
三浦りさ子さんが今回、履いていたかは定かではないが、ハイヒールは女性のドレスアップに一役買い、スタイルを良く見せる必須アイテムだ。
ハイヒールは“身体にとっては百害あって一利なし”
しかし、残念ながらハイヒールは、「身体にとっては百害あって一利なし」。以前にも当サイトで「人気ユニット『Perfume』も苦労する"ハイヒール" 腰痛や捻挫、中足骨症......足指の変形も!」(http://healthpress.jp/2015/07/post-1872.html)で紹介したとおり。
いうまでもなく、ハイヒールは、体と地面の接している面積が狭くバランスをとるのが難しい。転倒の危険性が高くなるのは自明の理だ。
もうひとつは、ハイヒールを履くと足関節が伸びた状態になる(いわゆるつま先立ちの状態)。これは安定性が悪いだけでなく、足の関節が緩んでいる状態だ。
そのため、周囲の靭帯や筋肉に持続的な負担がかかる。また、韓国・ハンソ大学の研究チームによる調査によれば、ハイヒールの使用頻度が高いと足首周りの筋肉がアンバランスに鍛えられて不安定になり、捻挫や転倒しやすくなるという報告もある。