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親しき仲にもスマホ断ち? スマホを手元に置くだけで食事や会話を楽しめなくなる

食事よりスマホに夢中!(depositphotos.com)

 普段は離れ離れの家族が久しぶりに団欒を囲む時、あるいは、旧交を温める目的で集った女子会の宴席で、あなたは下記のどのタイプだろう?

 ①どんな状況下でもスマートフォン(スマホ)は肌身離さず手元に置く派

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 ②最低限の礼儀としてスマホは鞄やポケットにしまう派

 ③その場を満喫したいので常にスマホの電源は切って臨む派

 普段は「②派」でも、大切な商談交渉時や勝負下着を着て臨むような相手の場合は「③派」に変身という方も少なくないだろう。

 問題は「常時、自分は『①派』に属するわ」という方々なのだが、(この際、礼儀上の可否云々は別問題として)その手元に置いて「チラ見している習慣性」が、せっかくの食事の美味しさや歓談の楽しみを奪っている――。そう考えてみたことはおありだろうか?

 「スマホが公衆衛生にどんな影響を及ぼすかを示した研究が近年増えているが、我々の今回の研究も、その一つだといえる」

 米国アトランタで開催されたパーソナリティ・社会心理学会(SPSP2018:3月1~3日)で登壇し、そう報告主意を語ったのは、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)で心理学を専攻するElizabeth Dunn教授だ。

 研究成果を踏まえたDunn女史らの主張を要約すれば、以下のようになる――。

 外出先で誰かと楽しい時間を過ごしたいのであれば、スマホを取り出す前に、それが本当に必要かをまず、考えたほうが良い。

 なぜなら、スマホを手元に置いておくだけで、せっかくのレストランの食事の美味しさが感じにくくなり、友人や家族との会話も楽しめなくなったしまう可能性が、今回の研究で示唆されたのだから……。

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