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長寿世界一は256歳だった!? 中国の李清雲さんが語る長寿の秘訣とは?

李清雲さんといわれる人物

 あなたは次のニュースを真実だと考えるだろうか?
「これまで世界で一番長生きしたのは李清雲さんという中国人で、その年齢実に256歳だった」

あのニューヨーク・タイムズ紙が伝えた驚愕の事実?

 これはニュースサイト「大紀元」が23日に「256歳まで長生き! その秘訣は?」というタイトルで伝えた記事だ。

 説明によると、成都大学教授・胡忠謙が、1930年発刊のニューヨーク・タイムズ紙に「1827年、清朝政府は李清雲さんの150歳の誕生日をお祝いし、さらに1877年には、200歳の誕生日をお祝いした」という記事を発見したという。

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 また、その2年前(1928年)に、同紙記者が、李清雲さんの近所に住んでいる人たちに取材をしていて、「少年時代、祖父から李清雲さんの話を聞いて育ちましたので、よく知っていますよ。李清雲さんは子どもの頃から大人でした」との取材記録もあるという。

 李清雲は10歳から漢方を学び、甘粛省、陝西省、チベット、安南、西安、満州などの山林の中へ薬草を採取して、寿命を延ばし長生きする為の薬草を研究した。約40年間、霊芝、クコ、オタネニンジン、ツルドクダミ、ツボクサ、米酒だけの食べ物で生き延びた。

1749年、李清雲は71歳のとき、武術老師の地位で軍隊に入隊。隊内でも人気があったが、私生活では結婚を23回、子供を200人以上もうけた。

 李清雲は、一度だけ500歳の人物に会ったことがあるとのこと。この人物は李清雲に気功を教えると共に、飲食についてアドバイスもした。この人物との出会いにより、世間一般の認識を超越した境地まで長生きする事が出来た。

 李清雲は、よく人から「長寿の秘訣はなんですか?」という質問を受け、「いつも心を穏やかに維持する事。そして、座るときは亀のように、歩くときは気力あふれる鳩のように、寝るときは犬のように」と答えた。

李清雲の驚きの長寿の秘訣は、心身を穏やかに保ち、呼吸の技巧を使うことだった。
 
 ところで、この記事では李清雲さんが一度だけ500歳!!の人物に会っているとしている。ここまでくるとさすがに眉唾か?

世界最高齢の人が125歳を超える確率は1万分の1

 日本人の平均寿命は男性で80.79歳、女性で87.05歳だ( 2015年の厚生省調査より)。
世界最高齢記録保持者としてギネスに認定されているのは1988年から1997年にかけて長寿世界一であった。ジャンヌ・カルマンさん(女性)で122歳。

 米アルバート・アインシュタイン医科大学の研究グループは、各国の死亡年齢などの統計データをもとに、人間の寿命には限界があるとの研究結果を発表した。世界最高齢の人が125歳を超える確率は1万分の1未満で、それを超えて生きられる可能性は低いとしている。本サイトでも詳しく紹介している。
『ヒトの「寿命」は125歳が限界? <不老不死の研究者>が老化を止める物質を製品化!?』

 李清雲さんはこの研究の予測年齢をはるかに超えている。

 しかし、長寿や不老不死は今や中国の伝統的な生命観や無数の権力者たちの見果てぬ夢ではなく、最先端の科学分野になりつつあるようだ。

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