尽きない厚労省への疑念、責任を全うする役所とは言い難し

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海外での評価に大きなずれがある治療薬イベルメクチン

 何れにせよ、有効な治療薬が待ち望まれるところ、新型コロナ治療薬としても有望視されるイベルメクチンについて、昨日(3/10)BS-TBSの報道があった。

 出演されていたこの剤を手掛ける、北里大学の大村智記念研究所感染制御研究センター長:花木秀明氏によると、安全性は証明済みで効果についても世界的に高い評価の割に、治験の進捗が遅いのは、安価でタブレットを一回服用すれば効き、且つ予防効果も有るからのようです。

 我々にとっては、願ったり叶ったりですが、製薬メーカーにとっては、安くて良く効く事は開発コストの償却が遅くなるリスクに繋がり、投資意欲に影響しているようでこれが第二相試験に止まっている理由のようです。

 これに掛かる開発コストは、数十億から数百億円だそうですが、アベノマスク程度の事だから、国が動けば、どうということのない金額でしょう。

 ところがそれ以前に、花木秀明氏によれば厚労省が初めて行った試験設定そのものに問題が有ったようです。これにより良い結果がでず、その後の遅れに影響が出たようだ。

 厚労省により、何処で誰が試験をしたか知るよしも無いが、初歩的な事で不適切が有ったようです。

 この事で恣意的な動きが無いとしたら、試験責任者の能力不足は否めない。そうでないとしたらもしや、イベルメクチンの開発にブレーキを掛けたのか、疑念が付きまとう。

 アメリカではイベルメクチンを新型コロナ終息の切り札となり得ると言う研究者もいる。途中から評価を変えた政府の方針により、週当たり5万件処方されているとのことです。実用されているアフリカで、感染者が低いことの疫学的な効果も言われる。この様な海外に比べ、日本国内の開発に向けた動きの遅さを、どう考えるべきか。

 多額の補助の下、日本でも独自のワクチン開発が行われています、因みにイベルメクチンは僅か4億円だそうです。

 もしも、イベルメクチンの実力が海外の評価通りだとしたら、コロナの医療の在り方は大きく変わることになるでしょう、それ程のことを窺わせる。これにより不都合を被るむきもあるかも知れない。

 憶測の域を出ないが嘗て、大問題を引き起こしたエイズ非加熱製剤の二の舞をやろうとはしてないか。補助金を投入している先行剤を慮って、イベルメクチンの開発にブレーキを掛けてはいないか。

 近頃は多くの国民が、コロナに関しての知識や見聞を得ている、そのツールも持っている。その国民が厚労省のコロナ抑制対策のこれ迄を鑑みれば、信用ならぬ役所と云うことになる。国民を余り侮らないほうが良い、ひき続き皆が注視することだろう。
(文=伊沢二郎)

※医療バナンス学会発行「MRIC」2021年3月17日より転載(http://medg.jp/mt/)

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