原因不明の「耳鳴り・難聴」を治す! オススメしたい<2つのセルフケア>

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耳鳴りは<心と体の悲鳴>ウオーキングを習慣化

 もう一つが、ウオーキングを習慣化することだ。

 多くの医師が、ストレスや生活の乱れ、疲労によって、意志とは無関係に器官や内臓などをコントロールする「自律神経」のバランスが崩れたり、脳に負担がかかったりして、耳のトラブルが生じると指摘している。

 このことを患者に伝えても、「やらなければいけない仕事がある」「疲れてなんかいない」などと、自分の心身にかかった負担を認めようとしないケースがあるそうだ。「まじめな、がんばり屋に多いんですよ」と某医師は語っていた。

 このような患者には、気分転換と運動不足の解消のために、1日30~60分のウオーキングを勧めていた。ウオーキングを習慣化することで、生活のリズムが整うメリットもある。

 不調だからといって、体を動かさなければ全身の血流、ひいては耳の血流も悪くなる。血流が悪い状態では、耳の機能も回復しにくい。

 加えて、東洋医学では、生命エネルギーをつかさどる「腎(じん)」が衰えて、リンパ液などの体液に当たる「水(すい)」が滞ることで耳鳴りや難聴が起こるとされている。

 つまり、血液やリンパ液などが体の中をスムーズに巡ることが、耳のトラブルを改善させる鍵になるのだ。「第二の心臓」と呼ばれている足の筋肉を動かせば、効率よく血液やリンパ液などを循環させることにつながる。そのためにもウオーキングの効果も取り入れてみよう。

 耳鳴りは心と体の悲鳴――と話す医師もいた。現代人を悩ませる「耳鳴り・難聴」は、目や脳を酷使して疲労感さえも麻痺させていることの警鐘なのかもしれない。
(文=森真希)

森真希(もり・まき)
医療・教育ジャーナリスト。大学卒業後、出版社に21年間勤務し、月刊誌編集者として医療・健康・教育の分野で多岐にわたって取材を行う。2015年に独立し、同テーマで執筆活動と情報発信を続けている。

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