子どもの「水イボ(伝染性軟属腫)」治療は、プールの季節が始まる前に!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

自宅でできる治療は内服・塗り薬

 皮膚科を受診した際、外科的な治療だけでなく内服薬を処方されることがある。

 「ヨクイニン」はハトムギからを抽出された成分で免疫反応を活性化することで知られている。漢方薬として毎日服用することで、痛みもなく水イボを消失させることができる。薬でなくとも「ハトムギ茶」を毎日飲むことで同様の効果が得られる。皮を取り除いた「食べるハトムギ」も市販されている。

 しかしヨクイニンは、毎日、服用しなければならず、完治に数カ月かかる。また、麦アレルギーをもつ子どもには適さない。肌荒れにも効果がある漢方薬でサプリや市販薬も揃っているが、無論子どもへ与える場合は注意が必要だ。

 自宅で手軽にできる治療法としては「イソジン」が有効だ。イソジンといっても、うがい薬ではなく、傷薬のほうになる。イソジンの傷薬は医師も使う薬剤で、有効成分のポピドンヨードはウイルスにも効果のある消毒作用がある。イソジンには液状タイプと軟膏タイプがあり、これを毎日イボに塗る。完治まではかなり長い期間がかかるが、手軽にできる治療法だろう。

 ただし、ヨクイニンと同様、ヨウ素アレルギーのある子どもには使えない。また、一度に大量に使うと皮膚炎を起こすこともあるので、イボの数が多い場合は病院での受診をするべきだ。

 幼児期に発症しがちな水イボ。時期的な余裕があるなら、さほど慌てることもない病気だが、いざ治そうとすると、時間のかかるやっかいな面もある。

 日ごろ子どもの肌の様子をよく見て、怪しいなと思ったら早めの対応をすべきだろう。夏の暑い日、プールではしゃぐ友達と一緒に遊べずに悲しい顔をするわが子の姿を見たくなければ……。
(文=編集部)

マイケル・ジャクソンも悩まされた皮膚病「白斑(尋常性白斑)」を治せる時代が到来
インタビュー「皮膚の色が抜け落ちる『白斑』の最新治療」前編:榎並寿男医師(新宿皮フ科院長)

皮膚の色が抜け落ち、白くなってしまう病気、白斑(尋常性白斑)。マイケル・ジャクソンもこの病気だったことが公表されている。従来は難治とされてきたが、近年、治療が進化し、成果を上げている。最先端の治療に取り組み、「8割以上の白斑は改善可能と考えている」という新宿皮フ科院長の榎並寿男医師に聞いた。

近畿大学理工学部生命科学科ゲノム情報神経学准教授…

西郷和真

大阪市内のクリニック勤務。1987年 産業医科大…

吉田尚弘

フリージャーナリスト。1949年、東京都生れ。法…

郡司和夫